官民でデジタルに親しむ2日間

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デジタル庁の発足から1年。同庁は「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化を。」をミッションに、社会全体のデジタル化に取り組んできた。国民生活や事業者の利便性に直結する行政サービスの効率化に向け、デジタル基盤の整備などを急ピッチで推し進めている。そんな中、昨年に引き続き、デジタルの日に「デジタルの日 ~ふれよう!#デジタルのチカラ~」をテーマとしてオンラインイベントを実施する。また、10月のデジタル月間では、官民が連携して国民がデジタルに触れるきっかけをつくる様々な取り組みが行われる予定だ。

昨年のイベントの様子

2021年より、社会全体でデジタルについて定期的に振り返り、体験し、見直す機会として、「デジタルの日」が創設された。今年は、10月2日、3日をデジタルの日、10月をデジタル月間と定めている。初年度は746の企業・団体の賛同を受け、全国各地でデジタル関連の技術・サービスを利用した様々な取り組みが行われた。デジタル庁も、きゃりーぱみゅぱみゅを迎えたスペシャルトークや「デジタル社会推進賞2021」の表彰などオンラインイベントを実施。ライブ配信視聴回数は延べ263万回を数え、盛況だった。

知ろうわが国の「デジタル度」

今年度も2日にデジタル庁主催のオンラインイベントが実施される。河野太郎デジタル大臣をはじめ、デジタルの日検討委員会のメンバーなどが参加する予定だ。

主な内容として、昨年同様日本のデジタル化(デバイスの保有率や行政手続きのデジタル対応状況など)がどれくらい進んでいるのかを発表・議論するコーナー「デジタル度」をはじめ、各省庁や地方自治体などデジタルの現場紹介、スペシャル討論などが予定されている。昨年実施したデジタル社会推進賞は、名称を「good digital award」に変更。募集部門をスタートアップやアート、教育、D&I(ダイバーシティ&インクルージョン)など9部門に増やした。「誰一人取り残されない人に優しいデジタル化に」に貢献している、あるいは今後貢献し得る個人や企業・団体を表彰する。

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