HONGO AI 2021 ダイジェスト 〜HONGO AI 2021②〜

目次

協賛社パネルセッション

事業にグローバルな視点を

芳賀 敏氏
住友商事 常務執行役員 メディア・デジタル事業部門長補佐兼デジタル事業本部長

大企業がスタートアップへ投資する際には、共に成長するパートナーという視点が必要だ。その視点の基、今後、日本のスタートアップには、経営に海外人材を取り入れ、グローバルな事業構想を持ち、規模を追求していくことが求められる。住友商事グループは921社の連結対象会社を持ち、その8割は海外。このグローバルプラットフォームを活用し、共に成長していきたい。

成長を加速し合う関係期待

生田目 雅史氏
東京海上ホールディングス 常務執行役員グループCDO

大企業とスタートアップ、それぞれの持ち味・強みを生かしていくことが重要だ。大企業に必要なスピード感をスタートアップから提供してもらい、スタートアップに必要なリソースやネットワークを大企業から提供することで、双方がターボとなり、一緒に成長を加速させることができる。相互に機能・加速し合う社会が実現できれば、世界における日本の価値や役割はより大きなものになるだろう。

新事業の種 共に育てる

丸山 裕貴氏
三井不動産 ソリューションパートナー本部 産学連携推進部 主事

街づくりの観点では、日本には多くの課題があるため、日本の課題に特化したスタートアップの存在も重要だと考える。既存事業ではすぐに使える安心安全のサービスを求めるが、スタートアップの製品・サービス開発とは時間軸のギャップがある。産学連携推進部では、様々なスタートアップと対話を重ね、新たな事業の種を共に育てていきたいと考えている。

選考委員パネルセッション

AI技術まだ「3合目」 利活用に想像力を

(左)Mistletoeファウンダー 孫 泰蔵氏
(右)ニューラルポケット 代表取締役社長 重松 路威氏

(左)東京大学 大学院工学系研究科人工物工学研究センター/技術経営戦略学専攻 教授 松尾 豊氏
(右)モデレーター|東京大学 大学院工学系研究科技術経営戦略学専攻 教授/産学協創推進本部 副本部長 各務 茂夫氏

各務社会に変革をもたらし、世界を変えるような〝発芽〞が日本でも起きつつあると思うが、その観点でスタートアップやAIをどう見ているか? 松尾AIの進展はめざましいが、山で例えるなら、まだ三合目も到達していない段階だ。技術の進展がもたらすビジネス領域の広がりは非常に大きい。今後ビジネスでAIを利活用していくには「本来どういった目的に使うのか」を深く考えることが、より重要になるだろう。 各務昔は妄想とされていたことが、テクノロジーの進化で実現しつつある。一方で、日本では〝想像力を培う〞という側面が委縮しているように感じられる。 重松海外の起業家は自然と地球規模で物事を考えている。日本が悪いということではないが、無意識に想像力を委縮させていないかを顧みる必要がある。閉じたコミュニティーだけでなく、地域や領域の異なる起業家と話してみることも、想像力をかき立てる行動になる。 各務大きくビジョンを持つという中で、登壇したスタートアップをどう思うか。 ピッチを行った登壇企業は具体的にAIを使い、完成度が非常に高かった一方、同時に実現可能を求め過ぎてしまうと、顧客や市場の状況やニーズを合わさざるをえなくなり、物事を大きく捉えられなくなってしまう。「なぜ起業したか」を時折話し合い、想像力が委縮していないかを認識することも大切だ。

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